2008.09.08 樽見京一郎が津軽海峡に投身自殺

樽見京一郎なる人物が津軽海峡に投身自殺したのが今日9月8日だそうです。

これは水上勉の『飢餓海峡』の中での話で,樽見京一郎は架空の人物だと思います。

「だそうです」とか「と思います」とか自信なさげに書いているのは,実はσ(^^;)は『飢餓海峡』を読んだことがないからです。以下はネットからかき集めた『飢餓海峡』のストーリーに基づいて書いたものです。多少の誤りはご容赦ください。映画も混じっているかも知れません。

1947年9月20日,“台風10号”の嵐の中で北海道の岩内で質店一家3人が惨殺される事件が発生。そして大しけの海で青函連絡船「層雲丸」が転覆,530人が犠牲になります。

1947年といえば,カスリーン台風が有名です。この台風による被害の一端については首都を水没から守れ!!〜1947年カスリーン台風〜をご覧下さい。

カスリーン台風は当時の発表ではこの年11番目の台風ですが,中央気象台的には9番目の台風だったようで,今流にいえば台風9号となります。したがって9月20日の台風10号というのは番号的には合っていますが,北海道を襲ったという事実はありません。

このように,災害を勝手にデッチ上げるとつじつまが合わなくなります(笑)

もちろん,この“台風10号”が1954年の「洞爺丸台風」をモデルにしていることは明らかです。この台風では洞爺丸を含む青函連絡船5隻が沈没,1430人の犠牲者が出ました。また,岩内で大火が発生しています。

どうしてわざわざ1947年にタイムシフトさせたのでしょう? σ(^^;)は原作を読んでいないし読むつもりもないのでよくわかりませんが。

ところで,洞爺丸台風が描かれている作品に三浦綾子『氷点』があります。印象的なのは次のシーンです。

……ふいに近くで女の泣声がした。胃けいれんの女だった。「ドーシマシタ?」宣教師の声は落ちついていた。救命具のひもが切れたと女が泣いた。「ソレハコマリマシタネ。ワタシノヲアゲマス」宣教師は救命具をはずしながら,続けていった。「アナタハ,ワタシヨリワカイ。ニッポンハワカイヒトガ,ツクリアゲルノデス」啓造は思わず宣教師をみた。しかし啓造は救命具を宣教師にゆずる気にはなれなかった。……

この話がそのまま事実だったかどうかはわかりませんが(少なくとも“啓造”は実在の人物ではないし),上前淳一郎『洞爺丸はなぜ沈んだか』や田中正吾『青函連絡船 洞爺丸転覆の謎』などに,沈んでいく船内での3人の宣教師の崇高な振る舞いが紹介されています。このうち,いちばん若かったドナルド・オースが奇跡的に生還しています。

ちなみに,一昨年の11月にテレビ朝日で放送されたドラマ「氷点」では,この場面がまったく無視されていました。この場面がどう描かれるのかにしか興味のなかったσ(^^;)は,もちろんそこでチャンネルを変えました(笑)

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2008.09.07 「ととろ」バス停が倒壊

大分県宇目町轟《ととろ》にその名もととろというバス停があります。昔からあったようですが,名前が「ととろ」である上に,雨の中サツキメイを背負ってお父さんの帰りを待っていた「稲荷前」バス停に雰囲気が似ているというので,有名になりました。

さて,2004年9月7日09時半ごろ,台風18号Songdaが長崎市付近に上陸しました。そしてこの台風18号の強風によって,ととろバス停が吹き倒されてしまいました。

宇目町轟(ととろ)地区の「ととろの里」で、台風18号のため、「ととろ」バス停の待合所が倒壊した。町では建て替えを検討しているが、「ピカピカのバス停にしてもイメージが壊れるし…」と頭を悩ませている。

 「ととろ」バス停は大分バスの現役のバス停。「となりのトトロ」のブームで一躍、有名になり、多くの観光客が訪れるようになった。

 地区の人によると、待合所は五十年ほど前に建てられたもの。今月七日の台風18号で小屋ごと飛ばされ、ひっくり返った状態で数メートル後ろに倒れた。現在、「メイ」と「サツキ」姉妹の看板だけが雨ざらしのまま待合所の跡に立っている。

 待合所は二平方メートル余りの小屋。昔懐かしい雰囲気が売り物だけに、町企画商工課は「新しい材料を使えばすぐにでも建て替えられるのだが…。イメージに合う古材がなかなか見つからず、困っています」と話している。 [大分合同新聞]

ところが意外に早く,この年の9月17日には復活しました。

ところで,このととろバス停,写真で見る限り,田舎にあるというだけで,アニメの「稲荷前」バス停と似ている感じはσ(^^)的にはまったくしません。そもそもアニメのバス停には“待合所”はありません。もしあったら,サツキは傘を差したままメイを背負っている必要はなく,またトトロも雨の中に立っている必要がなかったわけで,トトロとの出会いも違ったものになっていたでしょう。もっとも,あのデカいトトロがバス停の中で座ってねこバスを待っているという状況は想像できませんが(笑)

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2008.09.02 八雲町の海岸に死体

1994年9月2日,北海道山越郡八雲町の海岸で,函館土木現業所所長の自殺と思われる死体が発見されました。(内田康夫『札幌殺人事件』)

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2008.09.01 グスタフGustav

グスタフの名前を最近よく耳にしますが,アメリカには興味がないのでハリケーンの話ではありません。

グスタフってどっかで聞いた名前だと思ったら,菊花賞馬プレストウコウの父ですね。

σ(^^;)的にはプレストウコウよりもノボルトウコウのほうが印象に残っています。

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2008.08.29 渋谷の地下街が水没?!

東京都内を中心に29日夜、激しい雷雨に見舞われ、150棟で床上、床下浸水した。JR渋谷駅前の地下街が約30センチも水につかるなど、住宅や商店が被害を受け、夏休み最後の日曜日を豪雨が直撃した。東京消防庁によると、中野区で計28棟が床上浸水、練馬、豊島区などで住宅計122棟が床下浸水した。
[毎日新聞 08月30日]

29日夜というのはもちろん今日の夜ではなく,1999年8月29日の夜です。

ちなみにこの日,小机駅近くの横浜国際総合競技場では,土砂降りの雨にもかかわらず,B'z LIVE-GYM'99 Brotherhoodが行なわれたそうです。はじめから降っていたわけではなく,途中から降り出したようですね。

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2008.08.28 3日ぶりに全般気象情報

本日15時55分,気象庁から大雨と雷及び突風に関する全般気象情報第1号が発表されました。全般気象情報の発表は3日ぶりです。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号
平成20年8月28日15時55分 気象庁予報部発表

(見出し)
 東日本と北日本では、南から非常に湿った空気が流れ込んで29日夜にか
けて大雨のおそれがあります。東海地方や関東地方では既に大雨となり、土
砂災害の危険性が高くなっている所もあります。土砂災害や河川の増水、は
ん濫、低地の浸水に警戒して下さい。

(本文)
[気象状況等]
 北海道から本州付近にかけて前線が停滞しています。また日本の南には動
きの遅い低気圧があって、この低気圧の東側を回り込む非常に湿った空気が
前線に向かって流れ込み、東日本や北日本で雨となっており、一部で大雨と
なっています。15時現在、愛知県の一部ではこれまでの大雨により、土砂
災害の危険性が高い状態が続いています。
 強い雨の地域は北日本にも拡大しており、東日本、北日本で29日夜にか
けて大雨となる見込みです。また大気の状態が不安定となるため、積乱雲の
発達による落雷や突風にも注意が必要です。

[雨の予想]
  
 29日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
  東海地方、            180ミリ
  関東甲信地方、北陸地方、東北地方 150ミリ
  北海道              100ミリ
 また、29日18時までに予想される1時間の最大雨量は40ミリから6
0ミリで、局地的に80ミリの見込みです。

[防災事項]
 土砂災害、河川の増水、はん濫、低地の浸水、落雷や突風に注意、警戒し
て下さい。

[補足事項]
 地元気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意して下さい。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、29日05時頃に発
表する予定です。
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2008.08.28 全然深厚なる大風

1899年8月28日,台風が九州南部に上陸,その後速い速度で四国,中国地方を通り,日本海に抜けました。

この台風は,例えば“別子銅山 台風”などでググるとけっこうヒットするので,古い割にはけっこう知られているようです。良質なサイトも多く,σ(^^)がとくにつけ加えることはないでしょう。

これだけというのもアレですので,1899年9月1日付東京朝日より:

去廿八日大隅國大島の南東方より九州の南端に向て襲來せし低氣壓は同日午後二時に於ては其深度左まで大ならざるが如き觀ありしが漸時北東に進行して其中心の四國中央を縱貫するに當ては全然深厚なる大風となり午後九時多度津附近を經過せしときは實に七百二十四粍四の低度に達し同地及び其對岸岡山に於ては颶風となり多度津の風速度は一秒間五十二米即ち一間面に對する直壓力二百八十六貫に及べり爾來中心は一時間約六十哩の大速度を以て日本海に突出し廿九日午前六時には既に其所在を決するに至れり・・・・・・

風速を風圧に換算するあたり,今よりも高度な記事かも……(笑) どういう意味があったのかはわかりません。ちなみに,風圧は風速の2乗に比例し気温(絶対温度)に反比例します。

ところで,記事の中に「全然深厚なる大風となり」とあり,今流の「全然おいしい」と同じような使いかたです。今では言葉にうるさい人が文句をいいそうな“全然”の使いかたですが,当時は一般的に使われていた表現でした。

もし「全然おいしい」といって文句をいわれたら,本来の使いかたを知らんのか,このヴォケが!!!と文句をいいかえすことも可能です(笑)

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2008.08.27 気象管制・報道管制下の台風

太平洋戦争中の気象管制・報道管制下の日本を襲ったおもな台風は5つほどありますが,その中で最も大きな死者・不明者を出したのは1942年8月27日に長崎県に上陸した台風です。周防灘台風とよばれます。

この台風はサイパン島の東方海上から北西に進み,奄美大島の北方で転向,27日夕方長崎付近に上陸後,対馬海峡から日本海にはいり北東に進んでいきました。九州に接近する直前の中心気圧は今の単位で935〜940hPa程度と推定される強い台風(ちなみに,当時はmmHg=粍を使っていた),日本列島が台風の進行方向右側にはいったため,西日本の広い範囲が暴風域にはいりました。

さらに,台風の通過が満潮時と重なったため,瀬戸内海西部などで大規模な高潮が発生,とくに周防灘は200年来という高潮に見舞われました。

下関測候所による関門海峡の潮位は,27日18時には290cmだったのが19時330cm,20時380cmに上昇,台風が日本海に抜けてからの21時に430cm,23時前には460cmまで上昇しました。

この台風による被害は,中央気象台『気象災害年表』によると,死亡・不明1158人,負傷者1438人,家屋全壊33283戸,同半壊66486戸,同流失2605戸,同浸水132204戸などとなっています。

気象管制や報道管制などというものがなければ,これほど多くの被害を出さなくてもすんだことは間違いありません。その意味で,戦争犯罪人が招いた災害ということもできるでしょう。

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2008.08.26 米軍のきわめてまれな善行

1962年8月26日朝,台風14号が潮岬付近に上陸,そのあと三重県から福井県に抜けました。

1962年台風14号経路図

この日の午後,毎度のことながら多摩川でのんきに釣りをしていたマヌケな連中がいました。夏休み最後の日曜日ということもあったのでしょう。

そして,急な増水中州に取り残されるという,これまたありがちなパターン。しかも折からの17〜18m/sの強風で救助隊は立ち往生,警視庁や自衛隊のヘリも離陸できない状態でした。

こうした中,果敢に救助に向かったのは立川基地所属の米軍36空軍救助中隊の大型ヘリ。のちに警視総監から感謝状が贈られました。誤爆しか能のない米軍も,ごくまれにいいことをすることがあるものです。あくまで例外中の例外でしょうけれど。

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2008.08.25 露座の大仏 おわします

明応七年八月二十五日(ユリウス暦で1498年9月11日),北緯34度,東経138度付近を震源域とするマグニチュード8.2〜8.4と推定される巨大地震が発生しました。何代か前の東海地震と考えられており,明応東海地震とよばれます。

津波による被害が大きく,合わせて3万人以上が犠牲になったようです。

現在露座である鎌倉の大仏さまは,昔はちゃんと大仏殿があったのですが,このときの津波で破壊されて露座となったものです。能天気Express〜新世界版〜 稲村ヶ崎の奇跡も合わせてご覧下さい。

また,淡水湖だった浜名湖の南側が津波に洗われて海とつながりました。

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