昨日,NHK大河ドラマ「八重の桜」の第1回が放送されました。
最近の大河ドラマは第1回を見てつまらなくて第2回以降見なくなったのですが,「八重の桜」はしばらく見てみようと思います。会津藩の運命はよく知っているので,楽しいドラマにはなりそうもないのですが。
さて,「八重の桜」第1回,八重の兄の覚馬が鉄砲の撃ちかたを指導する場面で次のようなセリフがありました。
狙いを定めたら,闇夜に霜の降るごとく,静かに引き金を引く。
闇夜に霜の降るごとくって幕末のころから使われていたのでしょうか?
私がこのことばをはじめて知ったのは土曜ワイド劇場・杉崎船長シリーズ6「愛と死の殺人航路~函館・立待岬に消えた女 闇夜に霜の降るごとく」で,二等航海士・坂本吾郎が引き金を引くときにこのことばをつぶやいていました。
ググってみると,もともとは旧陸軍で小銃の引き金を引くコツを表わしたことばらしいですが,いつごろから使われているのかはわかりませんでした。
坂本吾郎の名セリフにはもうひとつあって,第1の犯行のときの次のセリフはサスペンスドラマ史上に残る名セリフだと思います。銃口を向けられて「どうしてオレを!!」とワメく男に対し,
死んで(い)く人に今さら訳を説明してもしかたがないでしょう。
月曜ゴールデン枠の浅見光彦シリーズの浅見光彦の中の人が次々作から速水もこみちとかいうのにかわるそうで,賛否両論(否のほうがはるかに多いかも)のようです。
私は速水もこみちとかいうのをまったく知らないので(なんかで見たことはあるかもしれませんが,記憶にない),とくに意見はありません。それよりも,“永遠の33歳”にもかかわらず最近やたらと老けが目立つ沢村光彦がいなくなるのは朗報だと思ってます。
数年前くらい前,沢村一樹がセンセのヒンシュクを買ったこともあって新しい作品の放送はできなくなったはずですが,中の人がかわるから放送できるようになったのかなあ……。
ただ,もう放送できる作品は残ってないんじゃないかなあ……? と思って,調べてみました。月曜ドラマスペシャル・月曜ミステリー劇場・月曜ゴールデン未放送作品リストです。
- 赤い雲伝説殺人事件
- 白鳥殺人事件
- 「首の女」殺人事件
- 地下鉄の鏡
- 鏡の女
- 透明な鏡
- 美濃路殺人事件
- 終幕のない殺人
- 竹人形殺人事件
- 軽井沢殺人事件
- 恐山殺人事件
- 日光殺人事件
- 鞆の浦殺人事件
- 津軽殺人事件
- 江田島殺人事件
- 横浜殺人事件
- 金沢殺人事件
- 讃岐路殺人事件
- 日蓮伝説殺人事件
- 琥珀の道殺人事件
- 神戸殺人事件
- 琵琶湖周航殺人歌
- 御堂筋殺人事件
- 歌枕殺人事件
- 伊香保殺人事件
- 平城山を越えた女
- 「紅藍の女」殺人事件
- 耳なし芳一からの手紙
- 三州吉良殺人事件
- 上野谷中殺人事件
- 浅見光彦殺人事件
- 博多殺人事件
- 喪われた道
- 鐘
- 「紫の女」殺人事件
- 薔薇の殺人
- 熊野古道殺人事件
- 若狭殺人事件
- 朝日殺人事件
- 透明な遺書
- 箱庭
- 怪談の道
- 幸福の手紙
- 沃野の伝説
- 軽井沢通信
- イーハトーブの幽霊
- 記憶の中の殺人
- 皇女の霊柩
- 遺骨
- 鄙の記憶
- はちまん
- 黄金の石橋
- 氷雪の殺人
- ユタが愛した探偵
- 秋田殺人事件
- 貴賓室の怪人「飛鳥」編
- 不知火海
- 鯨の哭く海
- 箸墓幻想
- 中央構造帯
- しまなみ幻想
- 贄門島
- 十三の冥府
- イタリア幻想曲 貴賓室の怪人II
- 他殺の効用
- 上海迷宮
- 風の盆幻想
- 逃げろ光彦
- 悪魔の種子
- 棄霊島
- 還らざる道
- 長野殺人事件
- 幻香
- 壺霊
- 砂冥宮
- ぼくが探偵だった夏
- 教室の亡霊
- 神苦楽島
- 不等辺三角形
- 風のなかの櫻香
- 黄泉から来た女
かなりいっぱい残っていますね。
ついでに,月曜に加えて火曜サスペンス劇場,金曜エンタテイメント・金曜プレステージでも放送されていない作品のリストは次のようになります。
- 赤い雲伝説殺人事件
- 白鳥殺人事件
- 地下鉄の鏡
- 鏡の女
- 透明な鏡
- 終幕のない殺人
- 軽井沢殺人事件
- 鞆の浦殺人事件
- 江田島殺人事件
- 讃岐路殺人事件
- 琥珀の道殺人事件
- 神戸殺人事件
- 御堂筋殺人事件
- 平城山を越えた女
- 上野谷中殺人事件
- 浅見光彦殺人事件
- 博多殺人事件
- 「紫の女」殺人事件
- 薔薇の殺人
- 若狭殺人事件
- 朝日殺人事件
- 透明な遺書
- 怪談の道
- 幸福の手紙
- 沃野の伝説
- 記憶の中の殺人
- 鄙の記憶
- はちまん
- 氷雪の殺人
- 貴賓室の怪人「飛鳥」編
- 不知火海
- 中央構造帯
- 贄門島
- イタリア幻想曲 貴賓室の怪人II
- 他殺の効用
- 上海迷宮
- 風の盆幻想
- 逃げろ光彦
- 長野殺人事件
- 幻香
- 壺霊
- ぼくが探偵だった夏
- 教室の亡霊
- 神苦楽島
- 不等辺三角形
- 風のなかの櫻香
- 黄泉から来た女
最近の作品はともかくとして,テレビでは放送しにくい作品がけっこうならんでいますね。
『浅見光彦殺人事件』など中の人交代のタイミングで放送するのにピッタリだと思うんですけどね。ただ,このシリーズを知っている人でないとわけがわからないかも。
『赤い雲伝説殺人事件』は原発問題が絡んでいて,舞台は架空の地名になっています。読めばどこがモデルだかはだいたいわかりますが。
架空の地名といえば,『贄門島』もそうです。これもすぐにモデルはわかります。ちなみに,『贄門島』には1923年の関東地震のときの津波や1949年のキティ台風の話が出てきて,私的には興味深い作品でした。お盆のシーンで若くして亡くなった浅見祐子さんの存在が忘れられているのにはいささかショックでしたが。
今日の土曜ワイド劇場は「温泉(秘)大作戦(11) 世界遺産の露天風呂に謎の美女? 熊野古道と那智の滝、パワースポットに渦巻く女の情念!連続殺人!!死体は二度殺された!?」,最近はミステリーとグルメ番組がゴッチャになったようなサブタイトルのことが多かったのですが,今回は伝統的な2時間ミステリー的です。
ちなみに,このシリーズの初期のころ(第3作まで)は“大作戦”にふさわしく,「伊豆稲取で海の宝石ギンデイをゲットせよ」「大分佐賀関で海の奇跡 関サバをゲットせよ」「北海道松前で海の王者本マグロをゲットせよ」といったサブタイトルでした。
「温泉(秘)大作戦」シリーズは典型的なお気楽ミステリーで,お気楽ミステリー大好きな私のもっとも好きなシリーズです。
毎度書いていますが(笑),おおむね次のようなワンパターンです(多少違うことはあります)。ただし,第8作と前作は例外で(傾きかけた温泉宿の建て直しではない),第8作は断崖での殺人以外はほとんど当てはまりませんでしたし,前作は断崖も断崖モドキも登場しませんでした。
- 冒頭,断崖で殺人が起こる。
- 星野さつき(森口瑤子),森田梢(高樹マリア)(第3作までは桜井恵美(星野有香)),島慎之介(東幹久)の3人が建て直す旅館の最寄りの空港または駅から出てくる(第2作はさつきと恵美のみ)。このとき,女性2人がいったん立ち止まって見つめ合う(笑) やがて経営を立て直す旅館に到着し,情報収集のため経験ありの中途採用のふつうの職員として働きはじめる。
- さつきの「女将さん,ちょっといいですか」のあとレトロなロカビリー調のOPが流れる。
- さつきはいったん東京に帰って城ノ内社長(野際陽子)に初見を報告。社長は元刑事の岩田幸平(村田雄浩)に調査を指示する。
- その旅館の重要人物(女将,社長,支配人など)が殺人の重要参考人として連行される
- 岩田が割烹たいらにいる社長に捜査結果を報告し,その足でさつきたちのいる旅館に行く
- 岩田が入浴中のところに女性2人(星野さつきと桜井恵美,または星野さつきと森田梢)がはいってきて,キャーッ!! 最近はキャー!!はなくなりました(第1作にもなかった)。どうせだったら森田梢さんの入浴シーンにして欲しいです(笑) 別に脱げ!!とはいいません。1980年代の土ワイならともかく,今はダメでしょうねえ
- 拘留されていた重要参考人が証拠不十分で戻ってくる
- それをキッカケに3人が身分を明かし,星野さつきの「それでは建て直し作戦をはじめましょう」の鶴の一声で“建て直し作戦”開始。ちなみに,身分を明かすとき,さつき「実は私たちは旅館コンサルタントなんです」慎之介「わかりやすくいえば,温泉宿の仕掛け人です」 旅館コンサルタントより温泉宿の仕掛け人のほうがわかりやすいかどうか,はなはだ疑問です(笑)
- この間いろいろあって犯人逮捕または自首。場所は断崖。犯人は断崖から飛び下りて死のうとするが阻止される。たいていはさつきがひっぱたく
- 慎之介の創作料理が板長に認められる
- 建て直しが成功し,旅館の経営が軌道に乗る
- ドラマの前半に伏線のあるほのぼの系エピソードの続き。最近はないことのほうが多い
- 城ノ内社長が旅館に登場。仕掛け人に次の舞台を指示し「えー,また休みなしですかあ(;_;)??」で終了
レギュラーの行動パターンもほぼ決まっていて,社長が岩田に指示を出すとき岩田は全然関係のない温泉にはいっているし(第6作のみ海水浴場),岩田が最初の報告に来るときは社長は割烹「たいら」で現在建て直し中の温泉あたりの名物料理を食べています。また,さつきは必ず「10年前からの帳簿を見せてください」と 10年前からにこだわっています。これは10年前まで銀行に勤めていたことと関係があるのかも知れません。あとでとってつけたようにいうのなら,はじめから伝えておけばいいのに。
最後の社長の指示と実際に放送される次の舞台が違うのもお決まりだったのですが,前々々々作から一致するようになりました。
1件目の殺人は上に書いたように冒頭かつ“断崖”ですが,2件目以降の殺人のタイミングはさまざま,場所もさまざまです。ただし,旅館内で殺人が起こったことは1回もありません(従業員が犯人だったことはあります)。実際の旅館が舞台なので当たり前といえば当たり前かもしれません。
舞台の旅館は実名のときも仮名のときもあります。
今回の舞台は那智勝浦温泉。なかなか楽しみです。
BS日テレのスペシャルセレクションで放送された「L特急さざなみ7号で出会った女」をついさっきまで追っかけ再生で見ていました。
このドラマはかつて火曜サスペンス劇場で放送された単発もので,けっこう印象に残っていて,もう一度見たいと思っていたドラマです。当時はまだ外房線にも内房線にも乗ったことがなく,房総いいなあ……と思ったからかもしれません。ちなみに,房総にはその後,『迷犬ルパンと里見八犬伝』(『南総里見八犬伝』ではなくて(笑))や内田康夫センセの『日蓮伝説殺人事件』の“聖地巡礼”などで何度か行っています。
それから,このドラマについては妙なカン違いをしていました。なぜか女弁護士高林鮎子シリーズのうちのひとつと思い込んでいたのです。のちに偶然西村京太郎の原作を読んでから,どうして西村京太郎原作のドラマが高林鮎子シリーズで放送されたんだろう?――とずうっと疑問に思っていました。間違いがわかったのは数年前に2時間サスペンスの私的なデータベースをつくったときです。
感想: もっと面白いドラマと思っていたんですが,後半がなんかなあ……って感じでした。過去の記憶は美化されますね。
252 ネタバレあり | 能天気Express Hyper(“巨大台風直撃”が9月16日なのでそれに合わせて書き換える予定です)でレビューした爆笑映画「252 生存者あり」には,公開前日にテレビで放送された「252 生存者あり episode0」というスピンオフドラマがあります。
録画し忘れて見ることができず,今年の3月に日本映画専門チャンネルで放送されたときに録画しておいたのですが,震災のゴタゴタでほったらかしてありました。ちなみに,録画したのは3月6日で,たしか2回目以降の放送は中止になったはずです。
それで,昨日は土曜ワイド劇場がなかったので(「砂の器」とかいうのが放送されましたが,清張モノはつまらないと相場が決まっているのではじめから見る気なし),DVDを引っ張り出して見てみました。
ドラマの中では語られていないのですが(ドラマの中のポスターなどを見ればわかるようにはなっている),映画(2008年)の2年前が舞台のようです。
兵庫県南部地震で両親を失った早川勇作と,新潟県中越地震で倒壊した家屋に閉じ込められ(このときのショックで「狭いよ,暗いよ,恐いよ」の面堂終太郎のようなトラウマが残っている)第8方面本部ハイパーレスキュー隊の篠原兄弟に救助された経験をもつ西村純が主役です。2人の対立軸を中心に展開するあたり,最初の「海猿」やいまテレ朝で放送中の「陽はまた昇る」と似ています。さらに最後のほうで規則を破って訓練生を救助に向かわせるところなど,「海猿」とまったく同じです。
とまあ,設定はありがちですが,よくまとまっていて本編の「252 生存者あり」よりはるかにおもしろいです。
ドラマの後半,飯田橋駅近くにあるCANAL CAFE(よくドラマのロケに使われるが,料金高め,味は??)で地震雲を見たと気象庁に電話をかける頭のおかしいねーちゃんが,本編映画ではなぜか気象庁本庁の予報部に勤務していて,いろいろ出しゃばって救出活動を引っかき回すことになります。
今日の土曜ワイド劇場は「温泉(秘)大作戦(10) 豪雪青森・浅虫温泉! 美人料理長が振舞う極上海の幸!! 老舗旅館に生まれた兄弟の壮絶人生と連続殺人の悲劇」,例によってミステリーとグルメ番組がゴッチャになったようなサブタイトルです。
初期のころ(第3作まで)は“大作戦”にふさわしく,「伊豆稲取で海の宝石ギンデイをゲットせよ」「大分佐賀関で海の奇跡 関サバをゲットせよ」「北海道松前で海の王者本マグロをゲットせよ」といったサブタイトルでした。
もともとは4月に放送予定だったのですが,0311の影響で放送が延期されたようです。以前,このシリーズの第4作「能登半島輪島を巡る究極のズワイガニと伝統の技輪島塗の美に隠された連続殺人の謎!」が能登半島沖地震(2007年)の影響でやはり放送延期になったことがあります。
「温泉(秘)大作戦」シリーズは典型的なお気楽ミステリーで,お気楽ミステリー大好きな私のもっとも好きなシリーズです。
毎度書いていますが(笑),おおむね次のようなワンパターンです(多少違うことはあります)。ただし,前々作の第8作は例外で(傾きかけた温泉宿の建て直しではない),断崖での殺人以外はほとんど当てはまりません。
- 冒頭,断崖で殺人が起こる。
- “温泉宿の仕掛け人”星野さつき(森口瑤子),森田梢(高樹マリア)(第3作までは桜井恵美(星野有香)),島慎之介(東幹久)の3人が建て直す旅館の最寄りの空港または駅から出てくる(第2作はさつきと恵美のみ)。このとき,女性2人がいったん立ち止まって見つめ合う(笑) やがて経営を立て直す旅館に到着し,情報収集のため経験ありの中途採用のふつうの職員として働きはじめる
- さつきの「女将さん,ちょっといいですか」のあとレトロなロカビリー調のOPが流れる。
- さつきはいったん東京に帰って城ノ内社長(野際陽子)に初見を報告。社長は元刑事の岩田幸平(村田雄浩)に調査を指示する。
- その旅館の重要人物(女将,社長,支配人など)が殺人の重要参考人として連行される
- 岩田が割烹たいらにいる社長に捜査結果を報告し,その足でさつきたちのいる旅館に行く
- 岩田が入浴中のところに女性2人(星野さつきと桜井恵美,または星野さつきと森田梢)がはいってきて,キャーッ!! 最近はキャー!!はなくなりました(第1作にもなかった)。どうせだったら森田梢さんの入浴シーンにして欲しいです(笑) 別に脱げ!!とはいいません。1980年代の土ワイならともかく,今はダメでしょうねえ
- 拘留されていた重要参考人が証拠不十分で戻ってくる
- それをキッカケに3人が身分を明かし,星野さつきの「それでは建て直し作戦をはじめましょう」の鶴の一声で“建て直し作戦”開始
- この間いろいろあって犯人逮捕または自首。場所は断崖。犯人は断崖から飛び下りて死のうとするが阻止される。たいていはさつきがひっぱたく
- 慎之介の創作料理が板長に認められる
- 建て直しが成功し,旅館の経営が軌道に乗る
- ドラマの前半に伏線のあるほのぼの系エピソードの続き。ないことのほうが多いかも
- 城ノ内社長が旅館に登場。仕掛け人に次の舞台を指示し「えー,また休みなしですかあ(;_;)??」で終了
レギュラーの行動パターンもほぼ決まっていて,社長が岩田に指示を出すとき岩田は全然関係のない温泉にはいっているし(第6作のみ海水浴場),岩田が最初の報告に来るときは社長は割烹「たいら」で現在建て直し中の温泉あたりの名物料理を食べています。また,さつきは必ず「10年前からの帳簿を見せてください」と 10年前からにこだわっています。これは10年前まで銀行に勤めていたことと関係があるのかも知れません。
最後の社長の指示と実際に放送される次の舞台が違うのもお決まりだったのですが,前々々作から一致するようになりました。
1 件目の殺人は上に書いたように冒頭かつ“断崖”ですが,2件目以降の殺人のタイミングはさまざま,場所もさまざまです。ただし,旅館内で殺人が起こったことは1回もありません(従業員が犯人だったことはあります)。実際の旅館が舞台なので当たり前といえば当たり前かもしれません。
舞台の旅館は実名のときも仮名のときもあります。
今回の舞台は青森県浅虫温泉。ここもよくミステリーに登場しますね。
ツイートしたように(誰も見ていないでしょうけど(笑)),TVKやテレ玉などのU局で放送していた「中央競馬ワイド中継」が今日で終わりました。
関東地区で視聴できる中央競馬中継のうち唯一まともな番組だっただけに,非常に残念です。
中央競馬中継を行なっている放送局には,フジテレビ,テレビ東京,U局,グリーンチャンネルがありますが,中継のレベルでいえば,
U局(中央競馬ワイド中継)>>((断崖絶壁))>>グリーンチャンネル≒テレビ東京>>フジテレビ
フジテレビはキャスターに妙なタレントモドキを使っていて最悪。それでも以前のほしのあきに比べれば優木まおみはかなりマシです。ほしのあきはテレビに映るだけで空気が汚くなったから。
フジテレビは,実況アナもヒドいのがそろっている。中でも青嶋とかいうのは最悪で,口は回るくせに頭の回転が足りないものだから,ボキャブラリーに不足を来たし,同じことばを繰り返すしか能がない。
テレビ東京は数年前は場末のキャバクラみたいでしたが(行ったことないけど(笑)>場末のキャバクラ),今は比較的まともです。ただ,解説のY 氏,そろそろ引退したほうがいいんじゃないの? 評価とは関係ないけど,原良馬氏の予想って当たったことがあるのでしょうか?(笑)
グリーンチャンネルは日曜の♂キャスターがうるさい。淡々としゃべれるのに替えてくれ。
あと,レースが終わっても,騎手などのコメントが放送されない。キャスターが知った風な感想をしゃべるだけ。
さて,来年からBS11で競馬中継がはじまります。私はてっきり「中央競馬ワイド中継」がほぼそのままの形で“昇格”するのかと思っていたのですが,まったく別の番組なんですね。
落ち目のお笑い芸人を司会者に採用するみたいで,ほとんど期待していません。
そもそも,どうして競馬場に特設(半常設?)スタジオを設置してそこで番組進行しないのだろう?
きょうの土曜ワイド劇場は「火災調査官・紅蓮次郎 二度焼かれた死体と燃えないガソリンの謎消防VS鑑識が全面対決プロフェッショナルな真犯人か!?」。シリーズの第11作です。
今では“2時間ドラマの帝王”などとよばれている船越英一郎が2時間ドラマではじめて主役をはったのがこのシリーズです。20年以上も前から主役を務めていた“2時間ドラマの女王”とはかなり“帝王歴”の差があります。
船越英一郎というとCMの印象からか犯人を岸壁に追い詰める……と思われがちですが,船越英一郎が主役の2時間サスペンスで犯人を岸壁に追い詰めるシーンを私は見たおぼえがありません。このシリーズでは関係者を燃焼実験棟に集めてそこで放火のトリックを暴き,「○○××(犯人の名前),火元はおまえだ!!」というのが恒例になっています。
ちなみに,このシリーズでは殺人犯ではなくてあくまで放火犯を捜すのが目的です。殺人犯=放火犯のこともありますが,違うこともあります。
「火災調査官・紅蓮次郎」シリーズは以前は好きなシリーズのひとつだったんですが,前々作と前作はあまりにも面白くありませんでした。息子の俊介や俊介のガールフレンドの円ちゃん,円ママの早苗さんとのやりとりがなくなったせいもあるかもしれません。俊介は北海道の大学に行くようになって事実上退場,円ちゃんの消息は不明です。
今回も実はあまり期待していません。
紅蓮次郎には妙なトリックを解くよりも,「明暦の大火」など過去の大火災の謎を解いて欲しいと思います。コラボの参考についてはmixi日記には上げてありますが,気が向いたらこちらにも上げます。
西高東低と聞くと「火曜サスペンス劇場」で放送された「津軽竜飛岬風の殺意」を思い出します。
サブタイトルは「吹き荒れる西高東低の気圧配置はかなしい女の季節風」。1991年2月12日に放送されました。
火曜サスペンス劇場の作品からなんでもいいから印象の強い作品をひとつだけ選べといわれたら,たぶんこれを選ぶと思います。名作というわけではないんですが,かなり印象が強い作品です。ツッコミどころ満載ともいいます(笑)
“凶器”は風です。竜飛岬に吹く局地的な突風(前線の通過か季節風の吹き出しに伴うもののようです)を場所も時刻もほとんど誤差なく予測して,その時刻に殺したい相手を竜飛岬におびき出し,転落死させる わけです。もちろん自分は別な場所にいるので,アリバイは鉄ペキです。σ(^^;)の知る限り,気象現象を積極的に凶器に使う唯一のサスペンスドラマです。
ドラマ中に出てくる用語はかなりメチャクチャです。とくにクライマックスではほとんど意味不明になります。それでもNHKの朝ドラ「まんてん」よりはマシでしたが。
また,突風の予測のもとになる杉本圭吾氏の論文「竜飛岬における突風のメカニズム」の2ページ目はなんと,今はなき雑誌「気象」に掲載された「天気図日記」だったりします。こんな論文σ(^^;)は見たことがありません(天気図日記を利用した論文なら昔はありましたけど)。しかも,使われている「天気図日記」は1988年10月のもので,これでは論文が書かれた時期についてつじつまが合わなくなります。というのは,この論文は14,5年前の学生時代に書かれたことになっているからです。1990年ごろの14,5年前なら1975年前後になるはずで,どう考えても1988年の天気図日記は使えません。
気象観測装置も,リアルタイムで衛星雲画像を映し出すコンピューターが登場しています。現在でも実用化されていないスバラシイ超最先端の技術です。
舞台が日高を離れてからつまらなくなってきました。それでも,宇津井健さんいい味出していますねえ。というか,宇津井さんひとり。亀は相変わらずジャマなだけだし。
その亀が,ダービー馬クリムゾンを買い取ったそうです。競馬に介入してきましたよ。
骨折リハビリのすんだチャンスは2013年6月9日のロベリア賞で復帰しました。前回(第4回)でチャンスは2012年11月3日に「東京8R サラブレッド系3歳」というレースに出走していたはずですが,2013年になってもまだ3歳です。こんな時間のごまかしをやっているとそのうちタイムパトロール隊が逮捕しにやって来るぞ(笑)
木川調教師,どうも心臓が悪いようです。ネットでは死亡フラグが立ったという書き込みもありますが,有馬記念まであまり間がないので,それまでに死ぬことはないと思います。
木川調教師によると,クリスタルシップはチャンスの3代前だそうです。とすると,第3回で木川調教師が見ていた5代血統表は間違いで,第1回でオカマちゃんが持っていた4代血統表のほうが正しかったことになります。木川調教師はいつ間違いに気がついたのでしょうか?
チャンスの第3戦は期日不明の東京10レース,レインボーステークス。それも圧勝。
レインボーステークスは例年は9月に中山競馬場で行なわれているレースですが,この年は改修工事か何かで日程が変わっているのでしょう。
牝馬チャンスの菊花賞出走はオーナーサイド(要するにあの3人組)からの要請でした。木川調教師ははじめ秋華賞に出すといっていました。賞金的には問題なかったのでしょうね。
その菊花賞,チャンスは逃げ込みをはかるクリムゾンの内から猛然と迫りましたが,ハナ差届かず,惜しくも2着でした。
でも,チャンスには来年があります。なにしろ2度3歳馬をやっているのですから,永遠の3歳馬です(笑) 来年はとりあえずダービーを目指しますか。